高校生年代のサッカーチームは、高校サッカー部とクラブチームの二つに分かれています。それぞれのチーム数と選手数(データ)を紹介します。
基本的に高校サッカー部は全国高等学校体育連盟(以下、高体連)へ登録し、クラブチームはクラブユース連盟という別団体へ登録します。これらの登録は各主要大会への出場のために必須です。なお、高体連とクラブユース連盟へ同時に登録することはできません。
高校サッカー部チーム数と登録人数
以下は高体連が示す、高校サッカー部のチーム数と登録されている人数です。
高校サッカー部チーム数:3,735校
登録選手数:137,925人
サッカー部への登録選手数は、高体連の全競技登録人数の約2割。つまり10人に2人はサッカー部に所属している計算になります。
令和7年度(公財)全国高等学校体育連盟 加盟・登録状況【全日制+定通制】
クラブチーム数と登録人数
少し前のデータですが高校年代のクラブチーム数は124チームとされています(2020年登録数)。またクラブチームには、Jリーグ各クラブの下部に位置するチームと町クラブの二つがあります。
クラブチーム数:124チーム
登録選手数:3,507人
1993年のクラブユース連盟への登録チーム数は、現在のおおよそ半分の64チームだったようです。
高校生年代のサッカー事情
上の数字からも高校サッカーのチーム数、選手登録数は圧倒的です。日本の高校サッカーは世界的にも特異な存在であり、国のサッカーの基礎を築いたと言えるかもしれません。とはいえ、高校サッカー部のチーム数、選手数もやはり減少傾向にあるようです。
そんな中にあって、最近よく耳にするのが「部員数過多」です。いわゆる強豪校に多くの選手が集まる現象で、サッカー指導者の間でたびたび話題になります。この部員数過多について上手に説明している記事があるので、ぜひ読んでみてください。今後この部員数過多の実際についても調査していきたいと思います。