サイレントリーグは子どもだけのサッカー大会です。試合中のベンチはもちろん、荷物置き場にも作戦タイムの時間も子どもだけという、至ってシンプルなサッカー大会なんです。
サイレントリーグ

テーマは「シンプルとリアル」
サイレントリーグでは大人は口を出さず、すべて子どもたちにチーム運営を任せています。どんなトラブルが発生しても、解決するのは子どもたち自身。そんな時に見られる子どもの対策や行動は、私たち大人に多くの発見をもたらします。
大人が関与しないことでシンプルさは際立ちます。シンプルがゆえに、子どもたちはリアルな姿を見せてくれます。だからサイレントリーグはリアル・プラットフォームであり、指導者の探究心を高めてくれます。
子どものアイデア

選手の出場時間や、休憩時間の過ごし方など、事前に準備したいくつかのルールは、子どもたちに受け入れられませんでした。
だからサイレントリーグは、子どもたちのアイデアを積極的に受け入れるようにしました。そして、子どもたちから寄せられたアイデアによって、おもしろさが増しました。
コーチと保護者

「子どもたちの姿に、自分の姿を見ました」と話してくれたコーチがいます。
「行き詰まった子どもたちの姿は、まるで自分の姿を見ているようです」と振り返るコーチもます。
「勝ち負けより、もっと大切なことが自分の指導に足りてない気がします」と話すコーチの言葉は、あらためて指導の奥深さを感じさせてくれました。
そして、「いつもより声の量がはるかに多い」と話す保護者の声は、私たち大人の振る舞い方を見直す機会を与えてくれました。
これからのサイレントリーグ
サイレントリーグは、まだまだアップデートが可能なはずです。そしてサッカーだけでなく、いろんなスポーツに取り入れることが可能だと考えています。
2021年にスタートしたサイレントリーグは、今年1月に第5回の開催を終えました。サイレントリーグはこれからもシンプルさとリアルをテーマに、子どものリアル・プラットフォームにより近づいていけるよう、前進していきたいと思います。