サッカーの入り口

あと数ヶ月で5年になる。専門的な指導は影をひそめ、サッカーを楽しみたい地域の子どもたちが集まる場所になった。はじまりの時期、今の指導に足りないものは専門性だと思い過ごしていた。だが時間の経過とともに「サッカーの入り口」が地域から姿を消しはじめたことに気づく。そのきっかけは公園や放課後の校庭で子どもたちが遊ぶ姿を見なくなったこと。だからサッカーの入り口として、スクールを再構築することを決断。

ゆるいサッカースクールとして揶揄されたこともある。そんな時期を乗り越えて、今では地域の子どもたちが自由にサッカーを楽しむ場所になった。これは綿密な計画の結果でもなく、革新的なアイデアがもたらした結果でもない。これは子どもたちがサッカーを楽しむ姿で作られた成果である。