PANPASI(パンパシー)が手がけるユニフォームは、昇華プリント方式で生産され、自分好みのデザインにいかようにも仕上げることができる優れものだ。IMAが業務提携するPANPASIのユニフォームについて、その現在地を紹介したい。
PANPASIは中国北京市に本社を構えるスポーツ用品ブランドで、全てがメイド・イン・チャイナ。中国国内の約2,000クラブ・学校と契約しており、その数は現在も伸び続けている。そんなPANPASIとIMAとの付き合いは2023年から始まった。
話を戻そう。IMAが北京にいた時にPANPASIから製品を購入していた実績がある。それゆえ過去と現在の違いは手にとるように分かる。その時の品質に関する印象は正直、良質とは言えないものであった。デザインはよしとして、ユニフォームの生地は硬く感じられ、縫製の蛇行も散見されるようなレベルだ。これは6年ほど前の話である。
では、現在の品質を語ろう。いまPANPAIの製品が手元にある。そしてこれは6年前のものとは別物だと断言する。生地の柔らかさや肌触り、縫製においてはメジャーブランドに引けを取らない。もしメジャーブランドのロゴが入っていれば、ほとんどの人は気づかないだろう。ゆえに、PANPASIは新たなブランドに生まれ変わったと言っていいのだ。
現在、日本で流通するユニフォームの多くは、中国をはじめ東南アジアの国々で生産されている。そしてそれら製品のほとんどは欧米ブランドだ。そんな中にあってPANPASIは全てがメイド・イン・チャイナ。中国人オーナーが、自分一人でミシンを使い製品作りを開始した、全て中国生まれの中国ブランドである。
PANPASIはまだスタート地点に立ったばかり。そして品物のクオリティだけでは、日本市場では受け入れられないことを彼らはよく知っている。オーナーが語った「日本人に認められる製品を作りたい」の言葉。これからも努力を積み重ねて、この望みをぜひ叶えてもらいたい。
中国北京市|PANPASI
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